たかありブログ

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手術後1周年記念の内視鏡検査 ポリープ切除

 あの思い出したくもない緊急入院と手術から1年。早かった。

 今でも3ヶ月ごとの検査を継続していて、これが何年続くかは怖くて聞いてないのだけど、聞くところによると5年何もなかったなら寛解と言って解放されるんじゃないか? と教えられたり。

 自発的に行うがん検診は保険が効かない(無症状の予備検査では保険はつかえない)ので8万ほどかかるけど、この定期的な検査はバッチリ保険が効くのでありがたいと言えばありがたい。

 14:45からの予約なので、朝8時からニフレックなる下剤を2リットルいただく。まずい。スポーツドリンクの安物を薄めたような味。9時からジェット水流で放出。14時に病院に到着するも困ったことにまだ出る。

 ずいぶんと早く着いたのに、そのまますぐ検査が始まったので幸運であった。まず術衣に着替える。上はよくある病院らしい前合わせの青い服。下はオケツの部分が丸く空いた柔らかズボン。

 ベッドの上で名前と生年月日を述べて、問診の再確認。痛み止めの注射を打たれる。

 血圧計を左腕に巻かれる。120の80。指にパルスオキシメーターを付けられる。血中酸素濃度を測る装置である。

 そして横向きになってケツから大腸カメラを挿入される。

 このとき炭酸ガスを腸内に入れながらカメラを通すのである。「おならをしたくなったら我慢しないでくださいね」と言われるのだが、そもそもケツに何か刺さった状態でおならができるものかどうか。苦しいのに全くでません。腸が膨らんでいくという未知の圧に、思わず足がビクン! と動いてしまいました。

 痛み止めの麻酔注射は中程度の酩酊状態に近くて、時間経過がよくわからない。INケツから10分くらいしただろうか。

「ポリープがあったので取りますね」

 と背後から医師の声。

「あ、はい…」

 としか言えない。嫌だと言う人もいるのだろうか。

 この処置は2分くらいだったと思う。痛みなど何か感覚はなし。切除部分はなにかで結索したらしく、のちに便と一緒に排出されるそうだ。下水業者はどう思っているのか。

 14時30分くらいに終わり、検査の隣の部屋のベッドで15分寝かされる。これでおしまい。

 ポリープがどんなものか、悪性だったり良性だったりはこれからわかるので、いまは精算を済ませて帰るだけである。

 大腸カメラはこれが2回目なのだけど、前回はこの麻酔がなんてことはなかったのに、今回はダメだった。足元はフラついて頭もハッキリしない。ただ料金が19850円だったことはわかった。

 ポリープと言われた時に覚悟はしていたのだ。1つの切除で1万円の追加になることを。何もなかった前回の検査は8000円だったのだから。

 しかし手術から1年でポリープなんでできているものなのか。我が大腸はダメダメなのだろうか。今回は20mm未満のサイズだったらしく食事制限は24時間と、そこまで酷いものではなかったのが救いか。それにポリープイコール癌になるわけでもなく、あくまでも癌になるかもしれないから早めに叩こうというのが目的らしいから、そんな悲観するでもないか。

 人間は1日に癌細胞が5000以上作られてしまうそうだ。それを免疫系が日々サーチ&デストロイして回っている。

 この本の医師は「癌になりやすい家系があるというよりは、特定の部位の癌のサーチが苦手な遺伝子があるのではないか」と推測している。なかなか面白い。

 

 

 いや、そんなこと別に面白くないか。

 この本は面白かったけど。