たかありブログ

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目黒考二さんが亡くなられたと知った

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早朝にグーグルアプリでニュースを閲覧していて知った。ものすごくショックであった。

北上ラジオも更新されないし、どうしたのかなと思っていたのだった。

もっともっと長生きしてたくさん本を読んで欲しかった。なぜだろう、赤の他人が本を読んで喜んでいることが嬉しいなんて。いったい自分のごとき半端な本読みが、氏のどこに共感できたのだろうか。わからない。だけど、なぜか嬉しかった。

本名よりは、書評家の北上次郎名義のほうが有名だろう。文庫本の解説で氏の名前を目にした人も少なくないはず。

本の雑誌連載の『笹塚日記』を読んで、実際に笹塚を歩いたこともあった。あの頃は、あんなふうに憧れや衝動で動けたのだ。若かったなあ。

しかしこれも衝撃と言うか悲しかったのが、この気持ちを共有できる人がいないという事だった。友人は目黒氏のファンでないどころか、名前すら知らないだろう。ネットで交流がある人もジャンル違いで全く知らないはずだ。

もっと「好き!」を地道に、日常的に発信していなくてはならない。

だって、好きで繋がらなくては、こんな時に寒々しい寂しさとしてやってくる。

何気なく過ごす日々には、悲しさを共有する準備も要るのではないか。

 

自分が「この人のファンだ」と言い切れる人がまた旅立ってしまった。